乳児期を終え、離乳食を経て、完全に固形食が食べられるようになり、1歳半で初めて歯の検診があります。
その時は歯医者さんに歯を磨いてもらうだけですが、親としての子どもの歯に対する意識がそこで初めて芽生えました。
私自身、虫歯にかなり悩まされている経験から娘にはちゃんと歯を大切にしてもらいたいという思いがあり、家にいるときはできるだけ毎食後に磨くようにしています。
しかし、いつも積極的に歯磨きしてくれるなんてことはなく、口を開けてくれないことも多々ありました。
そこで、歯磨きを嫌がることなく、歯磨きができる環境づくりのコツを紹介します。
好きな味の歯磨き粉を用意する
子どもの頃、甘い味のする歯磨き粉を使って歯磨きをしていた人も多いのではないでしょうか。
現在では、定番のイチゴ味やブドウ味に加えて、アップル味、ピーチ味、バナナ味など多種にわたります。
私の経験談ですが、子どもの頃に一度間違えて親が使っている辛い歯磨き粉をつけて口に入れたことで「歯磨き粉=辛くて口の中がスースーするもの」という意識がついてしまい、歯磨きをすることが嫌になりました。
それでも、甘い果物の味のする歯磨き粉があれば、好んで歯磨きをしていました。
うちの娘も同じく、1歳前後の頃はイチゴ味の歯磨き粉を気に入っており、ずっと使っていました。
今では、キャラクターのデザインされたブドウ味の歯磨き粉を使って、嫌がることなく磨いています。
歯磨き後のご褒美スプレー
甘い味のする歯磨き粉と同時に取り入れたのが、歯磨きの後にするご褒美スプレーです。
私も初めて見たときは、「歯磨きした後にこんなに甘いスプレーをしたら虫歯ができるんじゃないか」と心配していましたが、成分表示を見てみると、〈キシリトール、カルシウム〉の文字がありました。
さらに、〈緑茶ポリフェノール〉も含まれており、抗酸化作用によって活性酸素の働きを抑えることができます。
砂糖が入っているかもしれないと思うくらい甘すぎる味ですが、ちゃんと〈シュガーレス〉なので安心して使えます。
歯磨きの絵本を読み聞かせ
離乳食を食べ始める6か月ごろから少しずつデンタルケアをしていきますが、初めの頃は歯ブラシではなく、濡れたガーゼで歯をなぞるようにふき取っていきますが、離乳食が終わり、完全に固形食になると大人と同じように歯磨きのスタートです。
自分でできるようになってくると自分でやりたがるので、そこまで苦労はしませんが、自分でまだ上手に磨けない時や機嫌が悪い時は親が磨いてあげるしかありません。
そこで、普段から歯磨きを日常生活の習慣の一つとして確立させるためには歯磨きの大切さを知っておく必要があります。
一番簡単に理解させることができる方法はやはり絵本の読み聞かせだと思います。
歯磨きをテータとする絵本はたくさんありますが、中でもおすすめの絵本が〇〇という絵本です。
過去に〇〇賞を受賞している絵本なので幅広く評価されています。
絵本の中にシャカシャカやシュッシュッなどの擬音語がたくさん出てくるので、実際に歯磨きをするときにも真似して楽しそうに歯磨きしてくれます。
内容はシンプルな構成で文字数が多くないので、一緒に読んでいるうちに内容を覚えられるようになります。
〈最終兵器〉動画を見せる
イヤイヤ期は特にですが、気持ちが乗らない時はいくら促しても歯磨きはしてくれません。
眠気に襲われている時は口を開けるどころか、指をくわえてそのまま寝ちゃうこともあります。
そうなる前に、妥協案として動画を見せながら歯磨きをしています。
本当は甘い誘惑はしたくないのですが、歯磨きしないよりかはマシだと思い、妥協しています。
動画を見せるといっても歯磨きに関係する動画を見せるので、それはそれで子どもは興味津々で見ているので、その間必死で磨いています(笑)
この方法が一番手っ取り早く効果的ですが、他の場面でも「動画が見たい」、「YouTube見せて」と日常化してしまう可能性があるので注意が必要です。
まとめ
紹介した方法以外でも歯磨きをしてくれるようになるきっかけはいくらでもあります。
親が歯磨きすることを褒めてあげることも大切ですが、第三者(歯医者さん、じぃじばぁば、先生など)から褒めてあげることも子どもにとってはモチベーションになります。
いろんな人を巻き込んで、お子さんの歯磨きをサポートしていきましょう!
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