二才ごろになると急に自我が芽生え始めて、自分のしたいことや言いたいことが感情や行動に表れてきます。
でも、それが思い通りにいかないとすぐイヤイヤ言い始めます。
うちの娘は現在三才で、今でこそ少し落ち着いていますが、去年あたりは耳が痛くなるほど「イヤ」を連発し、こちらの気が参るほどでした。
そんなイヤイヤ期を乗り越えるヒントをご紹介します。
イヤイヤ期が訪れるタイミングと原因
イヤイヤ期は個人差はありますが、二才ごろになると自我が芽生え始めて、自分のしたいことや言いたいことがはっきりとしてきます。
しかし、それをうまく言葉にできなかったり、行動できなかったりすることが、「イヤ」という短い単語に凝縮して出てくるようです。
一般的には「イヤイヤ期」とそのままの呼び方で呼ばれることが多いですが、別名「魔の二歳児」と呼ばれることもあるそうです。
ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、人間が言葉や感情をコントロールしていく初期段階で思春期と同じくらい大事な時期であり、避けて通ることはできません。
イヤイヤ期の子どもとの接し方
実際に、私たちもイヤしか言わないわが子を見て途方に暮れていましたが、何もしないわけにはいかないと思い、いくつかのアクションを試してみました。
受け入れる姿勢を持つ
【1 イヤイヤ期が訪れるタイミングと原因】にある通り、まず、子どもがイヤイヤ期であることを認識することが重要です。
そして、イヤイヤ期にどのような特性があり、子どもがどのような過程にいるのかを知ることもまた重要です。
イヤイヤ期であることを受け入れると、言うことを聞かずにスーパーの床でゴロゴロし始めたとしても、一歩引いた目で客観的に子どもの気持ちを汲み取ることができます。
抱きしめる
いざ子どもが公の場でかんしゃくを起こしたり、言うことを聞かなかったりすると、さじを投げたくなります。
しかも、1回だけならまだいいとして、イヤイヤ期は「期」が付くくらいですから、長い期間その状態にあります。
親は「また始まった」と頭を抱えて、しばらく放置することがあると思います。
良い意味で放置すること(=子ども自身が今何ができなくて、あるいは何がうまく言えなくて「イヤ」という言葉で片付けているのかを考える時間を与えること)は一定時間はいいかもしれませんが、あまり長い時間放置はしない方が効果的だと感じます。
理由は単純に埒が明かないからです。(笑)
子どもの方からスッと落ち着きを取り戻して、こちらに歩み寄ってきて、「今のイヤイヤは○○が原因だということが分かったんだ」なんて言うことはないですから、親が折れて子どもに歩み寄りましょう。
私がよくやっていたのは、まずは抱きしめて抱っこすることでした。
赤ちゃんが親の心臓の音を聞くと落ち着くのと同じで、胸に耳を当てさせてギュッと抱きしめていました。
この段階で、うちの子どもは大抵落ち着いていました。
ここで少しも落ち着いていないと、次に親が何を話しても聞く耳を持ってくれません。
共感する
ここまで来たら、後は共感するだけです。
声掛けの仕方は「どうしたの?」というオープンクエスチョンではなく、必ず親が子どもの気持ちを代弁してあげましょう。
代弁してあげるだけで大丈夫です。
諭す必要もないし、状況をしっかり分からせようとしなくても構いません。
私はそれで失敗しました。
子ども相手に周囲の状況を理解させようとして、理由付けをして分からせようとしていました。
しかし、そんなことをたった2年しか生きていない人間に言ったところで意味がなかったですし、言うだけ無駄だったなと振り返って思います。
逆に火に油を注ぐ格好になり、ますます大声で叫ばれていました。(笑)
まとめ
人間の成長過程にとって重要な「イヤイヤ期」。
それを経て、自分以外の要因があることを理解していきますし、その理解を代弁や共感で支えてあげることが私たちの役割かなと思っています。
個人差はありますが、約1年くらいのイヤイヤ期です。
振り返った時に、「そういえばあの時ああだったよね」と笑い話にできるといいですね。
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